発行者 現代社

東京都杉並区下高井戸1-34-9
万国の労働者団結せよ!

革命的労働者協会
(社会党・社青同 解放派)

【解放 940号 (2009/9/1)『基調』】【 以下、無断転載・無断作成 】


自民・民主=ブルジョア政党による反革命統合を打ち砕き、
今秋<三里塚・組対法決戦>の爆発を


全世界労働者人民のストライキ・武装決起と連帯し、 恐慌−首切り合理化・失業と戦争突撃に反撃しよう
関東大震災−朝鮮人虐殺86カ年糾弾、「防災訓練」を粉砕せよ
「暫定」北側延伸供用開始粉砕、農地強奪粉砕、「第三誘導路」建設阻止へ
組対法・破防法攻撃粉砕、監獄解体、戦時司法粉砕へ
革マル・木元グルーブを解体・一掃し、〈三里塚・組対法決戦〉の勝利へ


全世界労働者人民のストライキ・武装決起と連帯し、
恐慌−首切り合理化・失業と戦争突撃に反撃しよう


 わが全学連戦士たちに対する、福岡拘置所による許しがたい獄殺攻撃が明らかになった。 「家裁送致」などの攻撃をもはねかえしてきた、2.17被弾圧者の若き戦士は、 福拘による5.13被弾圧東署134号同志へのテロを許さないとして、 懲罰をも恐れず闘いぬき、敵の憎悪を集中して受け、かつ、果敢に反撃している。 同志は8月12日から17日までハンストに決起した。これ自体が、われわれからしても、 また日本の階級闘争の地平からいっても、大きくいちだんおしあげる闘いである。 それに対して、国家権力、福岡拘置所は17日、 同志に対する「強制給食」という名の獄殺攻撃にふみこんだ。 まさに、われわれは、敵の「憎悪と殺意」を、今回の「強制給食」に感じる。 そして、また東署134号同志も、8月21日に「強制給食」の攻撃をうけている。 絶対に許さない。

 世界恐慌は深く、広く進行している。 帝国主義ブルジョアジーの財政投資による緊急の企業(=資本)救済策は、 新たな矛盾の爆発を準備しているにすぎない。 帝国主義ブルジョアジーは死の苦悶にあえぎながら労働者に一切の犠牲を強要し、 首切り合理化と大失業、賃下げによる労働者虐殺攻撃をもって延命しようとしている。 このなかで米帝オバマによるアフガニスタン人民虐殺戦争(=反革命戦争)が激化し、 朝鮮反革命戦争の危機も激化している。

 これに対して全世界で「だまって殺されてたまるか」と労働者人民の決起が開始している。 南朝鮮労働者階級は77日間の武装工場占拠闘争による双龍(サンヨン)自動車争議を闘いぬいた。 サンヨン自動車争議は恐慌下での労働者の闘いのつきだしたのである。 この武装闘争をもった国境を越えたよびかけは、衝撃をもって全世界の労働者に波及している。 全世界で帝国主義ブルジョアジーに対する反撃が新たに強まっている。

 闘う労働者たちは、この闘いと連帯して獄内−外をつらぬいて決起を開始している。
 福日労、そしてともに闘う労働者、「障害者」、学生は8.13〜15福岡日雇い団結夏まつりを 断固貫徹した。 福日労に対する集中した弾圧と破壊攻撃を粉砕し、労働者自身の闘いとして貫徹し勝利した。 福日労はこの闘いをもって野宿労働者たたきだし攻撃を粉砕し〈三里塚・組対法決戦〉に 進撃しようと闘いを強めている。
 反安保労研の労働者たちは、国労本部の権力と結託した国鉄決戦破壊を弾劾して 国労全国大会に登場して闘いぬいた。民主党政府への幻想を駆り立て労働者の団結を 破壊する策動を粉砕して、労働運動の階級的革命的前進にむけて闘おう。

 いよいよ決戦の秋季闘争が開始される。権力の新たな弾圧−組織破壊攻撃を徹底して粉砕して 決戦に決起しよう。
 9.1関東大震災−朝鮮人虐殺86カ年糾弾、「防災訓練」粉砕闘争に決起する。
 狭山闘争幕引き、ファシズム融和主義への転換を許さず、不屈の部落解放戦士石川氏の闘い、 闘う部落大衆と連帯して狭山闘争の勝利にむけて闘おう。9.15狭山闘争を闘おう。

 8.29〜30全国反戦集会の勝利の闘いと結合して全学連大会を断固成功させよう。 全学連は、今夏−今秋の〈三里塚・組対法決戦〉を全力で闘いぬき、全学連大会に勝利する。 獄内外を貫いて、組織化にうってでる。木元グルーブ学生分子をせん滅する。

 これらの一切の力を持って〈三里塚・組対法決戦〉に進撃していこう。 職場・学園・地域からの必死の全力のよびかけをもって労働者、 被差別大衆、学生、全人民の組織化をなしとげよう。組織化こそ団結の力であり、 勝利の展望である。獄中戦士を守り、獄中戦士とともに闘いをなしとげよう。 殺攻撃を粉砕し、監獄解体へ。


関東大震災−朝鮮人虐殺86カ年糾弾、「防災訓練」を粉砕せよ


 関東大震災の86カ年にあたる9月1日を中心に、全国で防災訓練がおこなわれようとしている。

 関東大震災が発生した1923年当時、日帝は、17年のロシア革命の衝撃的な波及をうけた 階級闘争の本格的な高揚に直面していた。 第1次世界大戦後の経済危機のなかで、18年には富山を中心に「米騒動」決起がまきおこり、 19年には植民地=朝鮮半島で3.1朝鮮独立蜂起が闘いとられた。 そして22年には日本共産党が結成され、労働運動、部落解放運動、 朝鮮半島での闘いならびに在日朝鮮人の闘いが拡大しつつあった。

 天皇を頂点とする日帝支配階級−国家権力は、 関東大震災の直後から「朝鮮人が暴動を起こす」「井戸に毒を投入する」などのデマを 意図的に流布し排外主義的憎悪をあおりたてた。警察・軍を先頭に民間の自警団組織が動員され、 震災からの避難で混乱を極めるなかで鳶口からダイナマイトまでの殺りく用武器をもって 朝鮮人に襲いかかった。朝鮮人民と全労働者人民の革命的決起にたいする恐怖と憎悪にかられて、 6千人をこえるといわれる虐殺を凶行したのだ。また南葛労働会など共産党系の労働者組織、 大杉栄などのアナキストを拉致し、虐殺しさった。多数の日本労働者人民がこの凶行に動員され加担した。  
 日帝はこの大虐殺をもって、日本共産党の壊滅、評議会をはじめとする労働運動、 全国水平社を軸とする部落解放運動、在日朝鮮労働者人民の解放闘争の破壊攻撃、 そして植民地=朝鮮半島における苛烈なテロルの突破口とした。そして25年には、 普通選挙権〈ただし、男子に限る〉を付与しつつ、同時に治安維持法を施行したのである。

 当時の日本の共産主義運動は、植民地である朝鮮半島の闘いと連動する路線を持たず、 また排外主義扇動に対決する闘いと思想を欠いたまま、 虐殺された「社会主義者」も警察による「保護」という名の予防検束に応じ、 その結果警察署内で虐殺された。

 9.1「防災訓練」をめぐる闘いは、この日本の階級闘争の敗北をなんとしても克服し突破して、 日帝の朝鮮反革命戦争突撃に対決し、内乱鎮圧・自衛隊の治安出動と対決し、 そして排外主義を粉砕して朝鮮・中東−アジア労働者人民との階級的国際連帯をめざす闘いである。

 とりわれ今年の9.1闘争は、第1に、米帝・日帝・韓国支配階級が、 日米韓反革命階級同盟をいちだんと強化して、朝鮮反革命戦争への実戦体制に突入したという情勢下、 在日朝鮮人民に対する排外主義攻撃・テロルとの闘いとして重要な位置をもっている。

 4月の朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)のロケット発射をうけて、 日米韓軍は「ミサイル防衛」の実戦配備につき、 日帝国家権力はパトリオット(PAC3)ミサイル部隊の配備をはじめとして全国的な戒厳体制を敷いた。 そしてそのもとで、在日朝鮮人に対するすさまじい排外主義攻撃・テロルにうって出た。
 そして7月には、日帝が先頭で旗を振って立案した国連安保理の制裁決議の履行として、 金融機関に在日朝鮮人に対する監視を指示しあらゆる送金や取引の非合法化にふみこみ、 さらに在日朝鮮人に対して核関連の特別な教育や訓練がおこなわれないように 大学・研究機関に監視を指示した。
 7月8日に入管法が改悪され、在日朝鮮人をはじめとした在日滞日外国人の一元管理・支配を強化し、 さらに「不法滞在外国人」の締め出しをとおして"同化か追放か"の攻撃を強めている。 在日朝鮮人民とすべての外国人労働者の死闘的反逆を暴力的に鎮圧する戦時入管行政が、 朝鮮反革命戦争突撃と一体となって本格的に開始されているのだ。

 こうして日帝は、朝鮮反革命突撃下、「対テロ」の最大の課題の一つとして在日朝鮮人への排外主義攻撃をおし進めている。 「新しい歴史教科書をつくる会」「在日特権を許さない市民の会(材特会)」などファシストは、 日帝軍の「慰安婦」を強要された朝鮮をはじめとするアジア人女性の皇軍・天皇に対する糾弾決起のせん滅を叫び、 在日朝鮮人に対する排外主義襲撃をくり返している。

 反共・排外主義にまみれた関東大震災大虐殺の再現を許さず、ファシストによる排外主義テロルを粉砕し、 在日朝鮮労働者人民との連帯した闘いを強化しよう。

 第2に、「有事」態勢下の戒厳令演習に対する闘いとしてますます重要である。

 「防災訓練」は自衛隊・警察を主導力とし、行政や大企業を動員し、そのもとに住民=労働者人民を組織し、 さらに学校から児童・生徒を動員しておこなわれる。 「有事法」体系の一環である「国民保護法」にもとづく「保護計画」の実戦である。そしてこの「保護計画」は、 行政各段階で制服自衛官が公然と参画して策定されている。「防災訓練」は、文字どおりの戒厳令訓練・治安出動訓練なのだ。 在日米軍の参画に見られるように、反革命階級同盟としての安保体制の攻撃性格がよりはっきりしてきた。  そして第三に、世界恐慌のもと、南朝鮮階級闘争と連帯し日朝の連動する革命にむけて闘う日本階級闘争の 飛躍をかけた闘いである。

 韓国第五の自動車メー力ーであるサンヨン自動車の労働者は、今春の倒産−解雇攻撃に対して77日間の武装占拠闘争を 貫徹した。世界恐慌下、フルジョアどもの延命のために矛盾を集中される労働者階級が、南朝鮮で決死決起を闘いぬいている。 そしてこの闘いは、朴正煕−全斗煥−盧泰愚軍事ボナパルティズム政権に対して、非公然で武装を堅持し、 また監獄における転向強要テロルに生命をかけて対決した闘いをひきついで闘いぬかれている。

 われわれは、南朝鮮労働者人民の武装闘争と連帯し、日帝植民地支配下−戦後の軍事ボナパルティズム権力支配下の死闘を学び、 連帯し、その地平を公然−非公然、獄内−外を貫いて共有し、今秋〈三里塚・組対法決戦〉にうって出る。


「暫定」北側延伸供用開始粉砕、農地強奪粉砕、「第三誘導路」建設阻止へ


 凶悪な反対同盟たたき出し攻撃の開始

 7月三十日、日帝空港会社〈NAA〉は、東峰の森を破壊し萩原進氏の畑を囲い込んだ新たな誘導路の供用開始と同時に、 これまでの破産と遅延によっておいつめられた焦りにかられて、反対同盟に対する憎悪に満ちた新たな攻撃を宣言した。

   その内容は、7月29日の「4者協議会」(政府・国土交通省、千葉県、成田市芝山町など地元9市町、空港会社) で報告され合意された。新聞報道によれば以下のとおりである。

 第1に、東側誘導路の供用開始の通告である。東峰の入会地である東峰の森を破壊し、 萩原進氏の畑を空港施設で包囲するという、文字どおり反対同盟破壊のための工事である。
 しかしそれでも、誘導路が2.5キ口と長いうえに、離着陸線を二度にわたって横切り、また無線施設の作動を妨害するために、 一時停止をくり返さなければならないというしろものである。

 第2に、反対同盟の一坪共有地を強奪し、現行誘導路への「へ」の字部分のカーブを緩和する。
 現在、天神峰の「用地」内には、市東孝雄氏が耕作している畑、現闘本部、一坪共有地と闘争拠点が厳然と存在し、 これが「暫定滑走路」の誘導路の「へ」の字屈曲を強制している。 滑走路の両側には国際民間航空機関(ICAO)の規定で離着陸機用の緊急回避エ リアが設定されているが、現在の「へ」の字の誘導路を通行中の飛行機がこのエリアに入るため、 離着陸のたびに一時停止せざるをえない。

 これは権カ−空港会社が2002年に「暫定滑走路」をむりやり供用するために、あえて強行した工事の結果である。 これをいまごろになって、「B滑走路の一時間あたりの発着可能回数は14回で、 A滑走路(主滑走路)の32回を大きく下回る」などと泣き言をたれ、 返す刀で「『への字』は40年に及ぶ反対運動の象徴」だなどと憎しみをたぎらせて、今回の計画をぶちあげたのだ。
 08年1月の最高裁決定をタテにとって、現闘本部や市東氏の耕作地の北側にある反対同盟の一坪共有地を強奪し、 わん曲を緩やかにして滑走路から13メートル離し、 一時停止を不要にしジャンボ機も使用できるようにするというものである(工期1年)。

 第3に、「第三誘導路」の建設である。これはすでに7月4日に東京新聞が報道し、 7.5現地集会で反対同盟が弾劾声明を発している。もともと「用地」外である土地を新たに購入し、 これをもって市東氏宅の裏手を何の緩衝地帯もなく誘導路にするというのである。(工期3年)。 そしてこうすれば離着陸コースの「横切り」がなくなるとして、 これまでの1本の誘導路にさらに2本を加えて3本の誘導路で現在の倍の離着陸をおこなうというのである。

 第4に、年間発着回数を5割りに拡人するための準備にはいる。
 国交省は、年間発着を現行20万回から来春に22万回に、 さらに30万回に増やすためにA、B両滑走路の同時離陸方式の安全性調査をおこなうことを報告し、 その結果をうけて2本の滑走路で年間30万回に増やそうとしている。
 そして新聞報道によれば、国交省と空港会社は「現行誘導路の直線化を目ざす」と、 市東氏の農地ならびに現闘本部をなんとしても強奪しようとしており、「誘導路を直線化するには、 さらに用地を取得する必要がある」「反対派の地権者と残る用地買収の交渉」と称して、 機動隊・ガードマンのテロル、コンクリートでの包囲、爆音と排ガスによって、反対同盟をたたき出すことを宣言している。

 脱落派・芝山町長相川勝重は、「安全のためには直すべきだと認識している」とこれに双手をあげて賛成したと報道されている。 市東氏・萩原氏−反対同盟に対する抹殺下手人として、脱落派はさらに悪行を重ねた。わわわわはこれを1ミリたりとも許さない。


 反対同盟たたき出し攻撃を実力で阻止しよう

   これらの攻撃が意味することはなにか。第1に、反対同盟に対するたたき出し攻撃である。

 市東氏の家屋と畑の両側を、ジャンボをはじめとするジェット機が地上走行しまた離着陸する。 これが上記「1時間32回」となれば、地上走行時と離着陸時合わせて1分に1機が市東氏宅や畑を襲うのである。

 そして東峰・天神峰を貫いてみればどうか。空港施設が「用地」外にどんどん拡大している。このことによって、 市東氏・萩原氏の宅地・農地、反対同盟の拠点を空港施設内に囲いこみ、 空港会社所有地すべてをコンクリートで固めて「誘導路」などにしたてあげ、 一帯をコンクリートの監獄としてその隙間に住居と農地を残し、爆音・排ガスでたたきのめそうとしている。 東峰誘導路も第三誘導路も、まさにこれが目的なのである。 これこそ三里塚人民抑圧空港の反革命性をあからさまに示すものである。 この文字どおりのテロルによるたたき出し攻撃を許してなるか。

 第2に、必然的に発生する「事故」によって、反対同盟−東峰・天神峰住民に虐殺どう喝をかけ、 たたき出そうとするものである。
 すでに「暫定滑走路」の供用開始をうけて、実質的な大事故が連続して発生している。

 2002年12月3日、「暫定滑走路」誘導路で、旅客機同士が接触し、それぞれの機体が破損した。 通常の空港ではありえない事故であり、「暫定滑走路」の供用強行の結果である。
 つづく03年1月27日、北側から着陸してきた旅客機が「暫定滑走路」南端でオーバーランし、 東峰神社を破壊し東峰農民を虐殺する寸前にいたった。
 さらに報道されているだけでも、04年以降、 「暫定滑走路」誘導路に両方からら進入して衝突寸前にいたって立ち往生するなど、 いつ大事故が発生してもおかしくない状態がつづいている。
 そして09年3月23日、A滑走路に着陸しようとした米貨物機が破壊・炎上し、乗員2名が死亡した。 これは、三里塚空港特有の(農民にとっては「赤風」としてあらわれる)強風にもかかわらず無理矢理運航したための、 必然的な事故である。

 上記計画が進行し、離着陸が倍増し大型化し、それが市東氏宅周辺−萩原氏畑にひしめくという状態になれば、 反対同盟をまきこむ事故が発生する可能性はますます高まるのだ。

 第3に、この攻撃のむかうところは、東峰・天神峰住民をたたき出しての「南側延仲」−三里塚空港を朝鮮反革命戦争のための 兵站基地として機能させるための、4000メートル級の「平行滑走路」の建設である。

 今回の攻撃計画の悪らつさは、朝鮮反革命戦争のための軍事基地として三里塚空港をうち固めるという、 文字どおり「戦時徴発」の悪らつさである。

 しかも、この間の反対同盟の闘いで明らかになっているように、この攻撃は1988年にしかけられた代執行攻撃を、 故市束東市氏を先頭に反対同盟が粉砕した闘いに規定され、反対同盟と共闘団体が非和解に闘う限り、 つぎはぎだらけの破産を約束されていたのである。すでに88年に市東氏耕作地の地主から底地を買収していた空港公団は、 反対同盟の闘いによって収用法攻撃が挫折したためこの土地を扱えなくなり、 旧地主藤崎に市東氏からの小作料を受け取らせつづけていた。空港公団−空港会社は「不在地主」という違法存在となったまま、 市東東一氏−孝雄氏を欺きつづけていたのである。

 「暫定滑走路」供用開始を強行したものの、その先の展望がなくなり、2003年になってその土地をおずおずと登記し、 12月に”市東氏農地、現闘本部、一坪共有地、野戦病院・団結小屋”を強奪することを宣言したのである。 その結果、ぺテンを開きなおるためには、テロル的手法をもってするたたき出し攻撃しかないのである。

 政府・空港会社にとって、依然として展望はない。生活できないようにしてたたき出すというこの攻撃には、 43年間にわたって〈徹底非妥協・実力闘争〉の基本路線を守りぬき「国策」に対峙しこれを阻んできた、 反対同盟に対する恐れと憎しみが貫かれている。われわれは断固としてこれをむかえうち、農地強奪、 第三誘導路建設を阻止する実力闘争にたつ。敵の攻撃の核心点と闘いぬいてこそ、 反対同盟の戦闘性と共闘団体の闘争力・大衆的拡大がかちとられる。三里塚闘争の歴史はこのことを示している。

 03年12月の土地・拠点の強奪・破壊の計画が、6年8ヶ月を経過してどういう結果をもたらしているか。 敵は攻撃を一巡したが、反対同盟は頑強に闘い切り崩し攻撃を勇躍はね返し、 現地拠点であれ公判廷であれ戦闘的対峙を貫きその対峙線を実力で前へ前へとおし出してきた。 敵が得たものはつぎはぎだらけの「欠陥」を累積した「暫定滑走路」だけであり、 「アジアのハブ空港」としても「朝鮮反革命戦争の兵站基地」としても使い物にならない。 だから敵は、反対同盟を恐れ、憎んでいるだ。

 いまこそ日本階級闘争最大の実力闘争拠点にふさわしい闘いをもって、 そして市東氏農地強奪阻止の実力闘争をさらに研ざすまし、敵の新たな攻撃をうち砕こう。反対同盟とわわわれは必ず勝利する。 「闘えば必ず勝つ」のだ。

 農地強奪実力阻止、「暫定滑走路」粉砕−空港廃港へ

 敵は今夏、焦りのなかから新だな攻撃プランをたて直した。世界恐慌の直下、朝鮮反革命戦争へのふみこみのなかでの新たな攻撃として、 必死の攻撃をしかけている。

 7月4日の『東京新聞』の報道以降、7月10日にはファシスト・千葉県知事森田健作が「用地」内−東峰に侵入して切り崩しをはかった。 「治安強化=移動交番」をかかげて知事に当選した森田は、5月25日に「暫定滑走路」視察の際、 「完成が早まったのは地元の方が成田だけでなく、日本国のことを考えてくれたということ」と 中曽根康弘−石原慎太郎と同質の「国=天皇のために農民は死ね」と言い放ち、「30万回発着」を公言しており、 今回の攻撃計画の下手人のひとりである。さらに空港会社の「切り崩し担当」が「用地」内を徘徊している。 これらをうけて29日に「4者協議会」が開催されたのだ。このような反対同盟破壊は許さない。

 反対同盟は、この敵の攻撃に対して、7.15集会をはじめ連日闘いぬいている。 市東孝雄氏は「畑が戦場、農作業が実力闘争」と宣言し、意気軒高と闘いぬいている。 三里塚・木の根全国共闘に結集する革命的労農水「障」学の部隊は、反対同盟の決戦宣言にこたえ、 福日労の現地集中派遣や援農闘争、恒常的な監視行動に決起してきた。 現地行動隊は、反対同盟−市東孝雄氏とともに闘いともに勝利することを決意し、 団結街道制圧−早朝行動に連日決起している。

 われわれはなんとしても三里塚闘争に勝利する。空港廃港まで闘いぬく。
 9月13日に現地で開催される手話講座実行委員主催の、三里塚全国総決起集会は、 1979年以来の現地「障害者」解放運動の地平−「障害者」の三里塚・実力闘争への決起と 労農水「障」学−全人民の革命的共闘の推進−をひきつぐ闘いである。

 そして昨年9月の集会が10.11以降の市東氏農地強奪阻止の連続闘争を切りひらいたように、 現在直下の市東氏農地強奪阻止−第三誘導路建設阻止の実力闘争を牽引するものとして準備されている。
 そして9月27日の反安保労研主催の10.11全国集会にむけた全段集会はこの決戦のなかで労働者が三里塚決戦に集中し、 そのなかで職場拠点・行動委員会を建設していく闘いを組織し、弾圧と破壊の元凶である千葉県庁・県警・検察・地裁への弾劾闘争がとり組まれる。 2004年以来の福目労の現地決起とともに闘い、全国反戦青年委員会・全学連の実力闘争と一つの隊列をもって闘い、 この決戦を闘いぬく基軸部隊の建設とその拡大をかけて準備されている。

 9.1闘争を号砲として、三里塚現地に集中しよう。現地実力闘争−援農闘争に決起し、反対同盟とともに闘おう。
 全国の闘う「障害者」「病者」とともに、9.13手話講座主催全国集会に結集しよう。
 職場行動委員会・争議を担い、9.27反安保労研前段集会に結集しよう。
 10.11全国総決起集会に結集し、10.22「暫定滑走路」北側延伸供用を粉砕しよう。 市東氏農地強奪、現闘本部はじめ現地闘争拠点強奪を粉砕しよう。三里塚人民抑圧空港を実力で粉砕しよう。


組対法・破防法攻撃粉砕、監獄解体、戦時司法粉砕へ


 「ビデオリンク」「公判前整理手続」を粉砕しよう

 5.13弾圧−組対法弾圧裁判で、6月4日の第8回公判から、売り渡し・でっちあげ証人森田に対する「ビデオリンク」での証言が開始された。 被弾圧戦士−傍聴席からの徹底した弾劾のなか、現在弁護側の反対尋問が闘われている。  2.17「威力業務妨害」「不退去」弾圧裁判では、7月28日、福岡地裁刑事第三部が「公判前整理手続」を決定したことを通知してきた。 弁護人からの即時抗告に対して福岡高裁は、最初の裁判員裁判の当日である8月3日にこれを棄却してきた。  三里塚決戦での7.29「四者協議会」に示された新たな攻撃と同時に、獄中闘争と裁判をめぐって新たな攻撃が開始された。 われわれはすでに開始されている「裁判員裁判」との闘いと一つのものとして、「ビデオリンク」「公判前整理手続」との全面対決に突入する。  司法のファッショ化−戦時司法と全面対決しよう。  現在の治安弾圧の全体的攻撃性格が、この間の闘いのなかから明らかになってきている。

 第1に、戦時司法というべき現在の司法のファッショ化である。
 「公判前整理手続」は裁判の出発から被告・弁護側に「立証計画」を提出することを義務づけ、 そのことによって裁判での「弁護」活動−権力の攻撃に対して暴露しその暴虐を制限する活動−そのものを不可能にするものである。 今回のケースでは、検事側証拠の開示からわずか25日間で弁護方針をすべて提示しろと指定し、 しかも検事は証拠の開示をズルズルと遅らせたのである。これでは弁護側の「立証計画」が立てられるはずもなく、 また証人潰しなどは検察・警察のやりたい放題となる。しかも以降の公開の法廷での「立証計画」の変更・追加は認めず、 実質的に検事側のいうがままの判決を即決するものである。

 そして「協議」は傍聴人のいない非公開の場でおこない、 公開の裁判はその結論を事後確認するために数回で終わらせるという裁判の密室化・非公開化である。

 2.17弾圧裁判では、権力はこの密室化という前例を、非妥協で闘うわれわれの裁判で作ることを目的にしているのだ。
 5.13組対法裁判闘争は、「公判前整理手続」「週1回指定」をつぎつぎにうち破り、 司法のファッショ化の十字砲火と徹底対決し、「ビデオリンク」についての"被告人や傍聴人の威嚇から守るため"なる口実を引きはがし、 権力と打ち合わせたでっちあげ証言の貫徹のためという正体を暴き出した。 三里塚−現闘本部裁判でおこなわれた「ビデオリンク」は、 すでに陳述書を提出している証人にその陳述書を提出した事実のみを確認するというものであり、 でっちあげ供述をおしとおすための「証人隠し」であることが明らかになった。 組対法公判では、弁護士が訴訟指揮に対して異議申し立てなどの発言をするとそのたびに裁判長が音声を切断した。 また、被弾圧者にはマイクが準備されていない。 訴訟指揮に対する闘いや被弾圧者の怒りが証人に伝わることを一切遮断するということであり、 「証言」という体裁すら取らずに証人を取調室の延長というべき権力が拘束する密室に置きつづけ、 でっちあげ証言を維持させるものである。

 裁判員制度に先立って施行された「被害者参加制度」は、判決以前から「被害者」と「加害者」を警察・検察の主張のままに認定するものであり、 これ自体が警察・検察の結論が最初から前提とされた制度である。 そして権力は「被害者」とされた者の感情をかきたて、さらに「重刑を求めない者は非国民」というキャンペーンのもとでひたすら重刑を要求させ、 権力が組織する「吊るせ、殺せ」という大合唱の先兵にしたてあげるものである。

 そしてこれらを集約する「裁判員制度」は、公判廷を、すでにできあがっだ筋書きにもとづいてそれを追認する場とするものである。 「裁判員」に招集された者を治安強化・弾圧・死刑執行の実行者として組織し統合し、 権力の「共犯者」であることを強制し「守秘義務」を課することで、権力に対して一生服従させようとする攻撃である。

 第1回の裁判員裁判では、判決後に裁判員の記者会見が設定され、ほとんどの裁判員がこれに参加し、 被弾圧者を15年間も投獄する決定を下しておきながら「終わってほっとした」と異口同音に発言するという、 反労働者的・反人民的姿が現出している。
 この攻撃の進む先は「裁判員裁判」による死刑判決である。裁判制度の頂点である最高裁判所長官は天皇が任命する。 つまり裁判員は「天皇の裁判員」なのだ。国家と天皇のために死刑を執行し、戦争に突人していくということである。

 同時にこれらの攻撃は、弁護士に対する徹底した統制であり、国家のお抱え弁護士しか認めないというものである。 「公判前整理手続」を規定した改悪刑事訴訟法で、弁護人には「公判前整理手続」への協力義務が課され、密室交渉が強制されている。

 5.13−2.17裁判、三里塚をめぐる諸裁判は、こうした司法ファッショ化と対決して闘う労働者人民、弁護士が闘い、敵の攻撃に風六をあけている。

 闘う労備者人民の力で、獄中被弾圧者を先頭に、闘う弁護にとともに、司法のファッシヨ化−「戦時司法」と全面的に対決しよう。

  獄中テロル粉砕、予防拘禁粉砕、監獄解体

   裁判闘争の進行と結果は、あらゆる階級闘争の領域がそうであるように、資本・国家権力に対する労働者人民の闘いの力が決定していく。

 現在の攻防局面で徹底して重視しなければならないのは、第1に、戦時司法の攻撃と一体となって激化している獄中テロルとの闘いである。

 5.13−2.17被弾圧戦士たちは、敵がふみこんできた獄中テロルに対して果敢に闘い、日本階級闘争の新たな局面を切りひらこうとしている。  権力は、5.13弾圧の当初から取調室−指紋採収・写真撮影を貫いて意識的にテロルをふるい、 その過程で一名の同志を公務執行妨害でも起訴した。 さらに2.17弾圧と平行して一同志に3.12「保護房」テロルを加えた。 多くの獄中戦士がこのテロルを弾劾して闘い、獄外からも福拘への弾劾をたたきつけた。 こうした闘いのなかでテロルをうけた同志は、「わたしは、看守によるテロによって呼吸ができなくなった時、 はっきり言って『死ぬかもしれない』と思いました。 このこのとき『殺されてたまるか』という気持ちの一方で『たとえここで殺されても負けではない』という思いも生じたのでした。 私の背後には闘う人々が控えている。巨万の労働者人民が勝利にむかって決起を開始している。『闘えば必ず勝つ』と思ったのでした。 こう思えたことが一つの勝利だと思っています」と闘いの決意を明らかにした(5.17反弾圧集会アピール)。

 そして5月21日の一斉決起に対して福拘当局は、さらなる「保護房」テロルにふみこみ、 さらにそれぞれの同志の不屈の闘いに対して、非常ベルを鳴らして20名もの看守が襲いかかるという攻撃をくり返している。
 階級闘争の歴史において、真剣な革命運動は例外なく、獄に囚われた戦士に対するテロルに対して死力を尽くして対決し、 監獄解体にむけて闘っている。ここで闘えなければ勝利はない。

 第2に、予防拘禁との闘いである。

 われわれに対する1997年7.21明大弾圧をはじめとする多くの弾圧が、 非和解・不退転に闘う革命党派に対する予防拘禁という本質的な性格をもっている。 そしてこれが、「任意出頭」よびだしなどさまざまな形で拡人されてきた。 われわれはこれに対して、一つひとつ「攻勢を」「下手人の摘発・反撃を」、と闘い貫徹してきた。

 6.30組対法公判で、裁判長田口は「発言した」とでっちあげて傍聴席の同志を拘束し、五日間の監置処分を下した。 われわれは、狙い撃ちの予防拘禁としてこの攻撃に対して断固として反撃する。
 われわれぱ、開始されたこの攻防を、全労働者・人民の闘いとしてよびかけ、ともに闘いぬく。 「獄中を戦場に」テロル・弾圧下手人に報復を」と闘い、治安維持法下での朝鮮人民、 多数の労働者・人民を虐殺した歴史をひきついでいる現在の拘置所・刑務所の解体にむけて闘い、 「獄中暴行を許すな」「『保護房』を撤去しろ」と闘いぬく。下手人(機関)に対して攻勢をもって闘う。

  階級支配の危機にあがく日帝の治安弾圧の強化と対決しよう

 恐慌のなかで何千、何万という労働者人民が連日路上にたたき出され、死をも強制されている。 他方、自分が延命するために労働者・人民に矛盾をおしつけている資本家・国家権力・ブルジョア政治家・ファシストどもは、 自分の行使した「搾取」「収奪」「首切り」「テロル」などについて裁かれることは決してない。 逆に、生きるための労働者・人民の実力をもっての決起・格闘には「犯罪」のレッテルが貼られ、 国家権力によるテロやリンチが加えられている。

 朝鮮反革命戦争に突撃する日帝は、戦争突撃を可能とし、かつこの過程を推進するファッショ的政治勢力を形成・強化するために、 治安弾圧を徹底的に強化している。
 だからこそ、資本・権力と闘うために団結して闘おう。資本・権力にやり返そう。 組対法弾圧粉砕の闘いはそういう闘いとして発展しようとしている。
 戦時下の第一級の課題として、治安弾圧に対する闘いを強化しよう。 組対法攻撃と闘う会とともに闘い、全労働者・人民の闘いとしての前進をかちとろう。

 5.13三弾圧−組対法弾圧裁判闘争、2.17「威力業務妨害」「不退去」弾圧裁判闘争に決起しよう。 獄中テロルに報復し、獄中戦士とともに闘おう


革マル・木元グループを解体・一掃し、〈三里塚・組対法決戦〉の勝利へ


 〈三里塚・組対法決戦〉を闘いぬこう

 三里塚をめぐる新たな攻撃と戦時司法の新たな攻撃が同時にかけられてきた。このとは、決して偶然ではない。

 第1に、〈恐慌−戦争(ファシズム)〉情勢が深まり日帝の政治支配の危機が煮つまり、 日帝は米帝とともに4月以降朝鮮反革命戦争の実戦態勢に突人した。 そのもとで対北朝鮮排外主義が扇動・組織されファシストが排外主義扇動の先頭にたち在日朝鮮人に対する白色テロルにふみこみ、 他方日帝ブルジョア政治委員会(自民党、民主党)はこうしたファッショ的再編を担う政治勢力として未形成のままに統合力を失い(自民党)、 あるいは 急速に反労働者的・反人民的に純化しつつ矛盾を噴出させている(民主党)。 この局面で、官僚・瞥察・軍隊が独自の位置を獲得し、とりわけその内部のファシスト的勢力が情勢を牽引している。 こうしたなかで、解散−総選挙の進行とはかかわりなく治安弾圧がますます反革命的・ファッショ的に激化している。 われわれはここに現実の闘いの焦点を置かなければならない。

 第2に、闘いそれ自身が〈三里塚・組対法決戦〉という構造をもっている。 権力による破防法攻撃−路線転換攻撃を突破して実力闘争をもって勝利に進撃する闘いの最大拠点である三里塚闘争と、 三里塚闘争を軸にプロレタリア解放−全人民解放にむけて実力で闘う勢力が治安弾圧−組対法・破防法攻撃と対決する闘いは 必然的に相互に強め波及し、一つの闘いとして前進していくのである。 三里塚反対同盟の闘いが70年代以降の日本階級闘争の地平を決定し、 また戦闘的共同戦線の要となってきたという歴史的位置からもこの一体性は必然的なのである。

  2008年3.1戦闘の地平を発展させ、権力闘争の飛躍へ

   2008年3月1日、革命軍は空港本体を直撃する迫撃弾戦闘を敢行した。
 3.1戦闘は、第1に、日帝国家権力の現在の第一級の防衛拠点=「本丸」の攻略として、 またサミット戒厳令のその最初の戦場における突破として、重警備を粉砕して実現された。

 この勝利は階級攻防の主戦場で正面から闘いを挑み勝利し、三里塚の勝利と、戦場の無限の発展の可能性を切りひらいた。 破防法攻撃をうけてたち粉砕すべく準備し勝利し、戦時下の非合法革命党建設の展望を示した。 そして路線転換攻撃と目的意識的に対決して勝利し、プロレタリア・共産主義革命の運動、組繊綱碩・路線の生動性をさし示した。
 こうして3.1戦闘は、「このように闘い勝利することが可能だ」「このように闘おう」という展望を示した。 1990年天皇決戦をひきつぐ地平をうちたて、権力闘争の飛躍の展望を切りひらいた。 またこれをとおして全運動のソビエト的転換を推進する展望を切りひらいた。

 第2に、闘いとして、三里塚決戦勝利の展望を切りひらいた。そしてこれを波及原点として、空港廃港の展望をもって、 全国全戦線の闘い、パレスチナ・南朝鮮−全世界の闘いと呼応した。
 そして路線転換攻撃と対決してこそ、闘いの革命的前進とその大衆的波及をかちとれるという、 階級闘争のダイナミズムを発揮した。

 第3に、この闘いは2004年以来の、権力闘争の飛躍と一つのものとして 木元グルーフ解体・根絶戦を闘う〈両輪)の闘いの力によって実現された。
 08年秋の世界恐慌への突入をとおした階級支配の危機−帝国主義ブルジョアジー・全世界支配階級の反革命戦争とファシズムヘの いっそうの突撃に対決し、組対法・破防法攻撃−治安弾圧をうち破って、3.1戦闘の地平を徹底しておし進めよう。

  組対法・破防法攻撃に小躍りする木元グループを解体・根絶する

 革労協が1990年天皇決戦に対する破防法攻撃に敢然と対決し、 破防法攻撃に屈服した転向反革命=木元グループ解体・根絶戦の死闘を闘い、 権力闘争の飛躍−全運動のソビエト的転換にむけて闘いぬいてきたことに対して、権力は5.13弾圧−2.17弾圧をしかけてきた。
 われわれは、九州の闘う「障害者」、福日労、戦闘的労組、三里塚反対同盟をはじめとした全国の闘う大衆組織とともに、 この現代の治安維持法攻撃に正面から対決している。

 この新たな時代を切りひらく闘いの対極に、木元グループは2.17弾圧を心の底から喜んで「バンザイ」を叫んだ。 三里塚闘争に悪罵を投げかけつづけ、ついには完全な沈黙を守ることで三里塚闘争の敗北を願望し、 反革命革マルならびにファシストと同列に位置するにいたった。
 彼らは『崩壊』4月2日付号で、2・17弾圧にはじめて触れ、5.13弾圧をめぐっては「『左翼にあるまじきハレンチ行為』とほざき、 2.17弾圧については「(解放派が)裁判所による告訴という前代未聞の事態にからめとられている」とぬかした。
 そして、権力は木元グループに対する「新たな組織壊滅型反革命弾圧もまた、あきらめた訳ではない」と口走ることをとおして、 “自分たちを逮捕しないでほしい””解放派に対する白色テロルをやるから”と、自らの役割分担を乞い願っているのである。  権力の弾圧に対するこの大はしゃぎの本質は、せん滅・打倒の闘いにおびえた権力の一分枝としての純化・徹底化である。 恐慌突人とそのもとでの反革命戦争の遂行、ファシズム的転換の直下で、 権力の治安弾圧をもろ手をあげて支持する集団−木元グループはここまで転落している。
 韓国治安機関と結託し、反共ファシスト=明大ゴスペルに対する闘いとその戦士を罵倒し、 このファシストと「情が移る」までに一体化することをとおして形成された木元グループは、 日帝の朝鮮反革命戦争突撃とファシストを先兵とした排外主義攻撃に対して、 ”決して闘わない””闘う部分を攻撃する”勢力として延命しようとしている。
 5同志虐殺の首謀者・下手人を草の根分けても摘発し打倒する。戦争下の反革命、 差別主義反革命である木元グループを解体・根絶する。

 自民党政府崩壊の淵を自らの解体の危機として悲鳴をあげているのが反革命革マルである。 革マルは8月2日に開催した「国際反戦集会」なるものでも、朝鮮反革命戦争反対の声を一言もあげることがない。 反共排外主義の尖兵になっているのが革マルである。 また松崎・JR総連革マルは、「JR浦和事件」をも契機とした資本の切りすて攻撃に悲鳴をあげて、 資本へのいっそうの忠誠を誓い、労働者に敵対している。黒田なき残存革マルの解体・絶滅にうってでる。
 日米韓による朝鮮反革命戦争突撃のための排外主義テロルの扇動と反革命治安訓練=9.1「防災訓練」粉砕を突破口に、 今秋〈三里塚・組対法決戦〉に総進撃しよう。

 10.11三里塚全国総決起集会に全国から総結集しよう。



【 誤字脱字は転載の責任 】 (ページトップへ)





Copyright(C)ポリシー少数派. All Rights Reserved.