年頭論文　「解放」1020号-8

万国の労働者団結せよ！

発行者　現代社

東京都杉並区下高井戸1-34-9

革命的労働者協会
(社会党・社青同　解放派)

はじめに
第1章　世界恐慌の深まりと反革命戦争の突撃
第2章　総翼賛化とファシズム的改編攻撃
第3章　２０１２年の闘いの地平と飛躍の課題革労協の自己批判
第4章　朝鮮反革命戦争と対決しファシズム粉砕－プロレタリア権力闘争の飛躍へ
第5章　２０１３年の闘いの方針
第6章　恐慌－戦争・ファシズムと対決し、総「非正規」化・賃下げ攻撃を粉砕しよう
第7章　共産主義的労働者党建設、プロレタリア統一戦線－闘う共同戦線の建設、プロレタリア解放－全人民解放へ
第8章　同志中原虐殺報復－反革命革マルを解体・絶滅せよ
第9章　五同志虐殺報復－木元グループを解体・根絶せよ

第七章　共産主義的労働者党建設、プロレタリア統一戦線－闘う共同戦線の建設、プロレタリア解放－全人民解放へ

組対法－破防法攻撃と対峠した非合法革命党建設、公然－非公然貫く党建設、統一戦線・共同戦線建設、軍建設へ

　破防法攻撃とのしのぎをけずる攻防下でこそ、われわれの綱領・戦略の飛躍と、それをとおした闘争路線の貫徹が問われている。プロレタリア・共産主義革命、永続革命・世界革命（暴力革命）を貫徹する。

　「行動委員会の中からの党」「地区党建設」を路線的に堅持し、全運動のソビエト的再編（党－統一戦線・共同戦線を貫いた政治革命をテコとした社会革命、国家権力解体、階級支配－抑圧・差別支配の廃絶にむけた全運動の再編・転換）を闘いとる。

　これらの凝縮した活動として、革労協のプロレタリア・共産主義革命を闘いとる革命的労働者党としての飛躍をかちとる。非公然活動と武装闘争を堅持しおし進め、闘う大衆とより深く結合し、非合法革命党、統一戦線・共同戦線、軍を建設する。

　五・四～五以降十余年の活動を総括し、綱領・戦略の深化をかちとり、破防法をむかえ撃ち勝利する闘いに決起しよう。

　党の非公然・非合法体制を堅持・防衛し、革命軍建設を堅持・防衛する。非公然・非合法－軍事をめぐる闘いの蓄積と組織建設の地平を総括しひきつぎ、現在の攻防を闘う。

　「人民の海」の形成にむけてともに闘い、非公然・非合法体制の強化をかちとろう。

　完黙－非転向を貫き攻勢的獄中闘争を闘う。獄中テロルと闘い、監獄解体－司法官僚機構（警察・検察・裁判所・監獄）解体にむけ闘いぬこう。

　公然の活動において非公然を担いぬく。いかなる公然活動においても、日常活動の基底に非合法・非公然活動を内在させ、破防法攻撃－非合法化攻撃に対して労働者・人民が対抗するための路線と方法を提示し、組織化－拠点建設の成果を同時に非合法・非公然活動に蓄積していく活動を生みだしていこう。

　組織破壊攻撃・スパイ攻撃を絶対に許さず、見逃さず、下手人を摘発・暴露し報復しよう。

　そしてこのことを可能とする非公然－公然を貫いた党機関活動を確立する。血みどろの死闘のなかでこそ軍軍非合法・非公然活動を体得し、また公然－非公然を貫く団結と組織活動を生みだしていくことができる。そしてこの力が拠点建設の力となっていく。

　全世界のプロレタリア解放の闘いの歴史に学び、治安弾圧・投獄に屈せず非合法地下を堅持しぬいてきた国際プロレタリアートの闘いの歴史を教訓化し、戦争下の非合法化攻撃を粉砕しファシズムと対決しよう。綱領・戦略を貫くために、敵の攻撃の決定的集中点である非公然・非合法領域において退かず闘う。全世界のプロレタリア革命運動が決戦にむかう過程で必ずくぐつてきた格闘として、非公然・非合法の防衛と堅持、公然－非公然貫いた党建設－統一戦線・共同戦線（軍）建設に執着し貫徹しよう。

路線転換攻撃と対決し突破する

　治安弾圧が劇的に転換している。治安警察の集中した攻撃と、人民の非公然活動の条件そのものを破壊する徹底した監視と規制の攻撃が激化している。闘う労働者・人民の生活を破壊し財政活動そのものを破壊する攻撃が目的意識的に強化されている。治安弾圧と闘いの条件そのものの破壊が、一個の破防法攻撃として貫かれている。

　こうした攻防下、治安警察が革命勢力に対する攻撃に集中し、権力機関総体が革命的団結の存在そのもの＝組織そのもの、とりわけ非公然・非合法領域の解体にむけて、闘う者の財政条件や居住条件の破壊を意識的に進め、徹底した「干し上げ」をはかっている。この攻撃をうち破り、非公然部門を堅持し本格的権力闘争を戦取するために全力を尽くそう。この攻防に勝利するために全党・全潮流、全人民の力を結集し突破する。

　全世界のプロレタリア解放の闘いの歴史に学び、戦争下の非合法化攻撃を粉砕しファシズムと対決する。敵の攻撃の決定的集中点で退かず闘い、治安弾圧・投獄に屈せず非合法地下を堅持しぬいてきた国際プロレタリアートの闘いの歴史を教訓化し、全世界のプロレタリア革命運動が決戦にむかう過程で必ずくぐつてきた試練として現段階の格闘をひきうけ、突破していく。

　すでに一九八三年三・八三里塚脱落－九〇年天皇決戦での路線転換と、新左翼に対して屈服を強制してきた権力は、路線転換した勢力の対抗力の完全な喪失を見極めながら、現在の攻撃を不屈に闘う労働者・人民とわれわれにむけている。

　九九年五・四～五木元グループの発生は、その根底に九〇年天皇決戦に対する反動－破防法攻撃への恐怖と「闘えない」という路線転換－転向があり、そのために革命的同志たちの排除を図り、またファシストとの結託を延命の柱としようとしたのである。

　非公然・非合法を破壊する攻撃が路線転換攻撃の軸心にある。われわれはここにおいて敵と正面から対略し闘う。

組織建設－機関活動の確立を

　これらの闘いをとおして、そしてまた前提として、基本組織の組織・機関活動の確立・定着を闘いとり、そのもとに路線・方針－実践－総括をおし進め、思想闘争・学習を積み重ね、相互の検証力をもち一人ひとりの同志の飛躍・成長をともに促進しうる組織性・団結を獲得しよう。

　労働者階級の解放は労働者階級自身の事業である。労働者がみずから団結し国家権力・資本の専制支配と対決し隷属をうち破り、階級闘争の全領域の先頭にたち、被差別大衆・被抑圧人民とともにプロレタリア解放－全人民にむけて闘い、党建設の先頭にたつ党を建設しよう。

　差別は資本制社会の階級支配の一部として再編され織りこまれており、差別することは支配することである。差別を許さず対決し、被差別大衆・被抑圧人民の差別糾弾闘争、階級支配・差別支配を打倒していく自主的解放闘争とその団結に連帯・共同する党を建設しよう。

　われわれは、国家権力を打倒するために、そして労働者・人民が真に「自由」に（＝支配・隷属関係をうち破るべく）ふるまうために、軍事・非合法を展開する。命をかけてともに闘うための団結を求め、これを党としてうちたてる。全活動、一刻一秒に対権力非和解を貫き、官僚主義と特権や同志への敵視と排撃を決して許さない党を建設しよう。

　獄中闘争をとおして、獄中での党活動を形成していこう。五・一三－二・一七被弾圧戦士の闘いは、獄中での闘いを「耐える」ことを越えて権力打倒の闘いとして飛躍させた。獄中闘争を党建設のための戦場として形成してきた。この闘いは、公然で闘う同志たちにとって、そしてまた非公然で闘う同志たちにとって、決定的な力となった。獄中－獄外を貫く活動を形成し、獄中－嶽外を貫く党を建設しよう。

　階級闘争の歴史を学び、全世界の闘いを学び、全国全労働者人民の格闘を共有するために全力をつくす党を建設しよう。

　政治討論を重視し、学習活動を不断に織りこんだ各級組織の政治的意思一致の日常的積み重ねのなかから、強固な組織建設、組織拡大をおし進めよう。

　労働者・人民の闘いが豊かに反映された機関紙を形成することと、機関紙を党活動の基軸として展開することはひとつである。機関紙・通信活動は、とりわけ非合法下において決定的な武器である。党の活動を基礎に読者会の網を組織し、機関紙を武器に決戦下の組織化をおし進めよう。

　財政活動の徹底強化をかちとろう。財政強化は、破防法攻撃との闘いのためにも死活的である。機関活動の柱として日常的な財政活動を強化し、全同志、ともに闘う戦士の活動のなかに財政活動を組みこみ財政規模の飛躍をかちとる。すべての闘う戦士・読者・友人から決戦カンパを組織し、またこの闘いをとおして全国全戦線の闘いの拡大・波及を組織しよう。

　国家権力の総力をあげた破防法弾圧、革マル・木元グループの敵対右翼・ファシストの敵対・襲撃と闘い、党の団結を守りぬこう。革命党本部防衛－全国の拠点の防衛を貫徹しよう。

　公然－非公然の統一した闘いを戦略的におし進め、非合法地下の防衛（革命党指導部防衛）とその維持・強化・発展を闘いとろう。

　五同志虐殺報復戦の鉄火のなかで築きあげてきた共同防衛を強化して闘おう。

　こうした再編と飛躍をとおして、全世界の革命運動との熱い連帯のなかで、革命綱領獲得の闘いをおし進めよう。

プロレタリア統一戦線、共同戦線の形成－全運動のソビエト的転換を

　恐慌下、反革命戦争とファシズムに対決し〈労働者解放－全人民解放〉の展望を切りひらくのは、プロレタリア・共産主義革命の道である。プロレタリア”独裁”権力を樹立しこれをテコ・手段として社会革命を実現していくために、われわれは現在の闘いを蜂起からとらえ返して推進し、プロレタリア権力の基礎を確立していく。ここにおいてわれわれは、改憲派・安保推進派として翼賛勢力ヘと急速に純化しつつある連合、あるいは社共派－人民戦線右派を突破して、プロレタリア統一戦線の広大な建設にむけてその拠点を確立していかねばならない。

　プロレタリア統一戦線とは何か。プロレタリア権力樹立をめざし、諸人民の要求をプロレタリアートの利害のもとに再編－統一した党と大衆組織をつらぬく（現段階的に軍事を展開することをふくむ）持続的な闘争体であり、プロレタリア”独裁”権力－ソビエト・コミューンを準備するものとしてプロレタリア革命の権力基礎である。

　そして闘う拠点を軸に、闘う大衆の戦闘的共同闘争、持続的闘い（共同戦線）を全力で築きあげていこう。

　そして、労働者・人民の武装蜂起の機関であり政治支配の機関であり生産管理の機関であるソビエト・コミューンの力・要素を目的意識的に展開・発展・蓄積していく、党－大衆組織を貴いた再編成の闘い（全運動のソビエト的転換）を総力でおし進めよう。

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